富士山に登るとき、「何を持って行けばいいのか」「山小屋泊で必要な物は何か」と迷う方も多いと思います。
私は2025年に御殿場ルート、2026年に須走ルートを山小屋泊で登りました。この記事では、その2回で実際に持って行った物・使った物と、持って行かずに「あればよかった」と感じた物を紹介します。私個人の体験なので、すべての装備を網羅したチェックリストではありません。必須装備は公式案内もあわせて確認してください。
富士登山では、ルートや天候、体調によって必要な装備が変わります。必須装備は、最新の富士登山オフィシャルサイトの案内も確認してください(公式情報確認日:2026年11月3日)。2027年シーズンの開山日や規制、装備案内は、登山前に改めて公式情報をご確認ください。
この記事で紹介する2回の富士登山
| ルート | 日程 | 宿泊 | ザック |
|---|---|---|---|
| 御殿場ルート | 2025年7月10日〜11日 | 赤岩八合館 | 30L |
| 須走ルート | 2026年7月9日〜10日 | 見晴館 | 御殿場と同じ30L |
どちらも一人で登りました。行程は、各ルートの体験記もあわせてご覧ください。
私の持ち物一覧
| 持ち物 | 使った? | ひとこと |
|---|---|---|
| ザック(30L) | 2回とも使用 | 2回とも山小屋に預けて山頂へ。須走は山頂往復に小さい肩掛けカバンも |
| 登山靴(ハイカット) | 2回とも使用 | 2回とも同じ靴 |
| Tシャツ・ウィンドブレーカー(上下) | 2回とも使用 | 日中はTシャツで汗まみれ |
| 雨具 | 2回とも持参・使わず | 登山中に使う場面はなかった |
| キャップ | 2回とも使用 | 次回はつばが全体にある帽子にしたい |
| 手袋 | 持参・使用 | |
| ヘッドライト | 2回とも使用 | 夜中の登りで |
| マフラータオル | 2回とも使用 | 首の日焼け防止と汗拭き |
| サングラス | 須走で使用 | 砂走りの砂よけ |
| Apple Watch・YAMAP | 使用 | 心拍数とルートの確認 |
| 水(約2L) | 使用 | 五合目を出るときの量 |
| カロリーメイト・塩タブレット | 2回とも使用 | |
| 塩キャラメル・ようかん | 御殿場のみ | ベタベタになったので須走では外した |
| 現金 | 使用 | 支払いはすべて現金 |
| モバイルバッテリー | 2回とも使用 | スマホなどの充電 |
| ゴミ袋 | 使用 | ゴミを持ち帰り |
| アイマスク・耳栓 | 須走で使用 | 御殿場では持って行かず、欲しかった |
| 日焼け止め | 使わず | マフラータオルと帽子だけ |
| トレッキングポール | 2回とも持たず | あった方がいいのは間違いない |
ここからは、場面ごとにもう少し詳しく紹介します。
ザックは30L。須走では山頂用の小さい肩掛けカバンも使いました
御殿場・須走の両方で、同じ30Lのザックを使いました。
須走では、山小屋の見晴館に大きなザックを置き、山頂へ向かうときは小さい肩掛けカバンに最低限の食料と水分を入れて持って行きました。長袖なども山小屋に置き、身軽に登りました。出発前に山小屋の方へ「今日の天気ならTシャツで上がれるか」を確認しています。
御殿場の赤岩八合館でも、大きな荷物を預けて、軽装で山頂へ向かいました。私の場合は2回とも、荷物を預かってくれる山小屋でした。
ただ、登山中にお会いした方は、泊まった山小屋で荷物を預かってもらえなかったそうです。荷物を預けられるかどうかは、予約時に確認してみてください。
2回登ってみて、カバンは軽量の登山用が良いかもしれないと感じています。
服装:日中はTシャツでも汗をかきました
御殿場・須走の両方で、上はTシャツ、下はウィンドブレーカーのズボンで登りました。ズボンの下には何も重ねていません。晴れた日中はTシャツ1枚でも汗まみれになるほど暑く感じました。
帽子は2回ともキャップをかぶりました。手袋も持って行って使いました。
雨具は2回ともザックに入れていましたが、登山中に使うことはありませんでした。使わなかったのは私の場合の結果なので、天候に備えて上下セパレートの雨具を準備してください。
御来光を待つ山頂の服装
御来光は2回とも、Tシャツにウィンドブレーカーを重ねて待ちました。御殿場の剣ヶ峯では寒さは気になりませんでしたが、須走2日目の山頂では同じ服装でもとても寒かったです。同じ服装でも、年によって体感が違いました。
靴と砂走り
登山靴は御殿場・須走とも同じハイカットの物を使いました。
須走ルートの砂走りでは、サングラスを使いました。スパッツやマスクは使っていません。滑って転びそうになったことがありました。
夜中の登りで使った物
山小屋から夜中に山頂を目指したときは、2回ともヘッドライトを使いました。
行動中に使った物・食べた物
マフラータオル
首の日焼けを防ぎ、汗を拭くためにマフラータオルを使いました。汗を拭けるので、Tシャツが汗でびしょ濡れにならず快適でした。日焼け止めは使っておらず、日焼け対策はマフラータオルと帽子だけでした。
Apple WatchとYAMAP
Apple Watchで心拍数を見て、自分なりにペースを調整しました。須走では心拍数が140を超えないようにしていましたが、これはあくまで私個人の目安で、医学的な根拠があるわけではありません。
御殿場では、単独行だったのでYAMAPでルートや残り距離を確認しました。入山時には係の方にも経路を確認しています。スマホなどの充電のために、モバイルバッテリーも2回とも持って行って使いました。
水と行動食
水は、五合目を出るときに2Lぐらい持っていました。
行動食は、2回ともカロリーメイトと塩タブレットです。御殿場ではほかに塩キャラメルとようかんも持って行きましたが、ベタベタになっていたので、須走では外しました。
須走では、基本的には山小屋ごとに補給しました。八合目のトモエ館では限定あんぱんとコーラを購入しています。価格は当時の記憶で、あんぱん500円、コーラ600円でした。御殿場では、七合五勺の砂走館でおしるこを食べてエネルギーを補給しました。
お金とゴミ袋
山小屋やトイレ、飲食の支払いは、すべて現金でした。
山で出たゴミは、持って行ったゴミ袋に入れて持ち帰りました。
山小屋で必要だった物
御殿場の赤岩八合館では、消灯まで明るく、周囲も賑やかでした。アイマスクと耳栓を持って行けばよかったと思いました。
須走ではアイマスクと耳栓を両方持って行き、見晴館で使いました。ただ、雑魚寝でスペースが狭く、それでもあまり眠れませんでした。
山小屋の予約は早めに
2026年に泊まった山小屋では団体の予約が多く、最近は個人の予約が取りにくいと聞きました。山小屋泊で登る方は、早めに予約しておくと安心です。荷物を預かってもらえるかどうかも、予約のときにあわせて確認しておくといいと思います。
持って行けばよかった物・次に持って行きたい物
トレッキングポール
御殿場ではトレッキングポールを持って行かず、砂地を歩くときに欲しかったと感じました。レンタルがありましたが、「大丈夫だろう」と思って借りませんでした。宝永山への下りでも、ポールがあればよかったと思いました。
須走でも持って行っていません。私はルートごとに1回目はまず自力で登ると決めているためですが、あった方がいいのは間違いないと思います。
つばが全体にある帽子
次回は、つばが全体にあり、顔全体をカバーできるハイキング用の帽子を用意したいと思っています。
富士登山の必須装備は公式情報も確認
富士登山オフィシャルサイトでは、登山靴、上下セパレートタイプの雨具、防寒着の携行を必須として案内しています。1泊2日の装備例として、冬用衣類(フリース・ダウン・手袋・ネックウォーマー)、ヘッドランプと予備電池、飲水1〜2Lと高カロリー行動食、ゴミ袋、山小屋・トイレ用の現金(100円玉を多めに)、帽子・サングラス・日焼け止め、トレッキングポールなども挙げられています(2026年11月3日に公式サイトで確認)。
この記事の持ち物は個人の体験記なので、ご自身のルートや日程に必要な装備は、公式案内と各ルートの情報も確認してください。
まとめ
御殿場・須走の2回の登山では、同じ30Lのザックとハイカットの登山靴を使い、服装もTシャツとウィンドブレーカーで同じでした。日中はTシャツでも汗をかきましたが、山頂で御来光を待つときは、御殿場では寒さが気にならず、須走ではとても寒く感じるなど、体感は異なりました。
持って行ってよかった物だけでなく、2回とも持たなかったトレッキングポール、御殿場で欲しかったアイマスクと耳栓、次回使いたい帽子も、実体験として参考になればと思います。
富士山のルート選びは御殿場・須走ルート比較(記事757)、実際の登山の流れは御殿場ルート体験記(記事35)と須走ルート体験記(記事701)もご覧ください。
百名山チャレンジ(これまでに登った山)
- 富士山:御殿場ルートと須走ルートの比較/御殿場ルート/須走ルート
- 石鎚山:西之川から登り、成就社へ下山
シリーズの記事一覧は「百名山チャレンジ」タグからご覧いただけます。
